2007年05月10日
大阪証券取引所
世界で始めての先物取引
江戸時代、淀屋橋の南側に諸藩の蔵屋敷が立ち並んでいた。
各藩蔵屋敷ではおのおの蔵物を販売していましたが
取引量の増加に伴って、最も有力な商人であった「淀屋」の
店先で市場が形成され「淀屋の米市」と呼ばれるようになりました。
その後、堂島新地が開拓され、米市は堂島に移され
「堂島の米市」となり、帳簿上の差額の授受によって
決済を行うという事が商品先物取引の起源となる
「堂島米会所」が生まれた。
近代化をリードした五代友厚
現在、大阪証券取引所前に建つ銅像は五代友厚という
人物で大久保利通や西郷隆盛と並んで幕末に活躍した
薩摩藩士です。
五代友厚は明治維新後、造幣局の設立に携わった後、
実業家に転進し、紡績業、鉱業、鉄道業などを幅広く事業を
展開していきます。
そして、明治11年大阪証券取引所の前身である大阪株式取引所を設立。
また、同じ年に大阪商工会議所の前身である大阪商法会議所を設立。
初代会頭に就任するなど商都大阪の発展に貢献していきます。
昭和10年大阪証券取引所が竣工され、平成15年に立替工事が行われたが、
ファサードはかつてのまま保存されている。
大阪証券取引所では一部見学ができる。
大阪証券取引所見学の詳しい情報はコチラ
Posted by むーさん at 19:15│Comments(0)
│大阪の建築
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