寺内町

むーさん

2008年05月09日 18:22




富田林にある寺内町。
この一帯は、重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、
映画にでてきそうな古い町並みが続きます。

寺内町が誕生したのは戦国時代。
本願寺一家衆興正寺門跡十四世証秀上人が荒芝地を購入し、
周辺の村の庄屋株が中心となり開発されました。
町の規模は東西約400m、南北約320mで町割りは6筋7町。
現在では6筋8町になっています。

当時、河内は主戦場のひとつだったため、寺内町の外周には土居をめぐらす、
外部からの出入りは4箇所にする、道は角でずらして見通しを妨げる「あてまげ」にする、
など戦国時代を生き抜く知恵が施されています。

江戸時代には幕府直轄地となり、酒造業を中心に木綿問屋、紺屋染物業など
活気のある商業の町へと発展していきました。

最近では、橋本知事が公約に掲げていた「石畳と淡い街灯」の有力候補として
検討されているそうです。


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