2008年04月11日
泉州タオル

大阪は愛媛県と共に日本のタオルの一大産地なんだそうです。
タオルが日本に輸入されたのは明治5年。
当時は襟巻きとして一部の人に愛用されたそうです。
そして、明治13年には大阪のメリヤス業者の井上コマによる
竹篠を用いた国産タオルが作られました。
この時はまだ手織りのタオルでした。
明治20年になると、かねてから研究を進めていた佐野村の里井圓治郎が
日本で初めてテリーモーションによる機械での製織方法に成功し、
産業としてのタオル生産が始まります。
さらに、泉州タオルの特徴である織り上げたタオルをカルキで
晒して仕上げる「後晒タオル」も誕生しました。
後晒タオルの特徴は吸水性がある肌触りのよいタオルだそうです。
以後、泉佐野市はタオル産業発祥の地として約120年の歴史を有し、
近年では、「泉州こだわりタオル展」などを行うなど
泉州タオルのブランド確立に取り組んでいます。

